いつからここにあったのか全く記憶にないが、ものすごくずっと前からここにあったような気のする中華屋、それが「南国」だ。
ぱっと見そんなにきれいじゃないし(失礼)、なんか行列ができてる風でもないけど、いつ入っても必ず先客のいる中華屋、それが「南国」だ。
今回取材のために訪問して改めて関心したのだが、このお店の料理は全部ものすごくアツアツの状態で出てくるのである。
普通写真に湯気なんかあんまり写らないのだが、ここのラーメンは湯気が写ってるのである。
で、味の方は私の好き系の味である。ギョーザの具はキャベツの歯ごたえが残る程度の大きさに粉砕されており、たとえば大手ギョーザチェーン店みたいな「ミキサーにかけすぎてほとんどニュルニュル」的歯ごたえの具とは一線を画している。
ラーメンは「ひょっとして棒ラーメン?」と感じる形と食感ではあるが、そのあんまりコシを感じないところが大好きな食感である。
そしてこの手の店には欠かせない豊富なマンガの蔵書もすばらしい。私はあまり本を読みながら食事をすることはないのだが、今回は「サラリーマン金太郎」を読みながらラーメンを食ったのであった。
すばらしい。
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